一歩の写真散歩

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カテゴリ:stay( 10 )


2012年 10月 27日

trip -The New Otani

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事情で会社を休業しています。
都内のこの著名なホテルを予約した春にはそんなことになろうとは思いもよりませんでした。
勤続30年で頂いた失効間際の旅行券の残りを使ったちょっとした撮影旅行のつもりでしたが
この近場の小さな一人旅が期せずして長い会社生活の区切りとなる旅になりました。

外界から隔絶された部屋からぼんやり外を眺めていると締切りに追われた喧噪の日々が
遠い潮騒を耳にしている様で一線を退いた一抹の寂しさを覚えました。
漠然とした不安感と解放感が入り混じった形容し難い心持ちの旅でした。


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by ippoippoiku | 2012-10-27 13:03 | stay | Comments(0)
2012年 10月 05日

都心の日本庭園-The New Otani

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都心にいることを忘れてしまうほどの静寂にみちたホテル ニューオオタニの日本庭園です。

by ippoippoiku | 2012-10-05 14:13 | stay | Comments(0)
2012年 06月 26日

The New Grand -5

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さて最後になりましたが実は私の不注意からホテルにご迷惑を掛けてしまいました。
部屋に戻り鍵を開けようとしてうっかり自宅の鍵を差し込み抜けなくなってしまったのです。
ホテルの方が三人掛かりで対応頂き、自宅の鍵は壊すことなく取り出せたのですがドアの金具はだいぶ傷ついてしまいました。

私の落ち度であるにも関わらず、開錠に時間を要したことを謝罪され恐縮してしまいました。いかなる時も宿泊客に快適な時間と空間を提供するというホテル側の真摯な姿勢が伝わってきて嬉しく思いました。

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ニューグランドは山崎さんにとっても特別な思いのホテルであったそうでしかるべき時がきたらしかるべき心構えで行くんだと決めてらしたそうです。

取るに足らない私にとってしかるべき時とはどんな時なのか決めかねますが少なくとも今はその時とは思えなかったので今回の宿泊はタワー館でした。

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本館宿泊とシーガーディアンでの一杯はいつになるか解りませんが楽しみにとっておきたいと思います。^^


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自分の価値観の順番を入れ変えれば今の時代、お金で手に入るものは多いですが自分なりのこだわりでそれにふさわしいと思える時まであえてそうしない、そんなこだわりを一つぐらい持って生きるのもいいのかも知れません。^^

最後までご覧いただきありがとうございました。
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-END-


by ippoippoiku | 2012-06-26 23:00 | stay | Comments(0)
2012年 06月 25日

The New Grand -4

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ニューグランドには、国の運命を決定づけた出来事の裏話からホテルマンと客の間で交わされた心温まるエピソードなどスポットライトを当てないと史実のはざまに埋もれたままだった物語が数多く残されている様です。山崎さんはそれらを掘り起し著書の中で紹介しています。

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詳細は控えますが、特に印象的だったのは戦後の日本の命運を背負い銃殺覚悟でホテルに忍び込み
GHQ高官に理不尽な布告の撤廃を直談判した岡崎勝男氏の話は圧巻でした。

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また、初代料理長サリー・ワイル氏の功績とその弟子達との心温まる話、そしてロシア革命を逃れ数奇な運命を背負いながら30年間このホテルに住んでいたロシア人女性との交流の話も印象的でした。

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本館ロビーの心地良いソファーに掛けてそんなエピソードに耽っていると当時のままの空気が
漂っている、山崎さんの表現を借りると"時が回遊している"  確かにそんなふうに感じました。

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by ippoippoiku | 2012-06-25 23:00 | stay | Comments(0)
2012年 06月 23日

The New Grand -3

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現在のニューグランドは1991年にオープンしたタワー館に宿泊機能の主体が移っている様ですが
魅力的なのはやはり横浜市の歴史的建造物にも指定されているアール・デコ調の本館です。

関東大震災で壊滅的な被害を受けた横浜の復興のシンボル的な意味も込めて1927年(昭和2年)に竣工しました。 当然のことながらマッカーサーズ・スイートはこちらにあり今でも宿泊できます。

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昭和初期の設計にも関わらず関東大震災の教訓が生かされているのでしょう、昨年の東日本大震災で
は横浜もかなりの揺れでしたがびくともしない堅牢さが証明されました。

人が交錯するところに歴史は刻まれることを考えると幾多の人々が行きかったクラシックホテルには
さまざまな物語があったであろうことは想像に難くありません。

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ニューグランドブルーの絨毯が敷かれた本館ロビーへのこの階段を歴史の主人公達が上がって
行ったのでしょうね、色んな思いを胸に....。

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by ippoippoiku | 2012-06-23 12:40 | stay | Comments(2)
2012年 06月 18日

The New Grand -2

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ニューグランドのことを書こうと思ったのにはちょっとした訳があります。

横浜に住んでかれこれ40年になることもあり少し横浜の歴史を詳しく知りたいと思っていた
ところ1冊の興味深い本に巡り合いました。

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昨年11月に刊行された小説家 山崎洋子さんの著書で『横浜の時を旅する』です。
サブタイトルは「ホテル ニューグランドの魔法」と題されており興味をそそられました。

歴史書というよりこのクラシックホテルを通して横浜の歴史が綴られていてまるでホテルが
史実を記録してきた定点カメラの様でありメモリーであったかの様に思えました。

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横浜在住の方もそうでない方も興味を持たれたら手にしてみてください。きっと横浜が
益々好きになり歴史を訪ねて街を散策してみたくなると思います。


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by ippoippoiku | 2012-06-18 23:05 | stay | Comments(2)
2012年 06月 17日

The New Grand -1

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横浜を代表するホテルをひとつ挙げるとしたらやはりニューグランドでしょうか。
日本を代表する5つのクラシックホテルの一つで、あのマッカーサー元帥の宿舎
となったことで広く知られています。

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チャップリン、ベーブルースなども宿泊した様ですのできっとその他にも数々の著名人達が
利用したことでしょう。できるものなら開業当初からのビジターズブックを覗いてみたいものですね。^^

何回かに分けてこのホテルのことを書いてみたいと思います。


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by ippoippoiku | 2012-06-17 11:53 | stay | Comments(2)
2008年 12月 03日

comfortable

ひなびた温泉もいいですが、時には都心の心地良い空間で自分を解放してやるのもいいものです。

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-日航東京・京王プラザ新宿 2007.9 -

by ippoippoiku | 2008-12-03 23:51 | stay | Comments(0)
2007年 11月 24日

新宿の夜は更けて

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さて、一本取られたベルガール嬢も行ってしまったので一息ついたら夜の新宿にくり出そう・・・じゃなくて夜景を撮りに出掛けようと思っていたのだが結構歩いたのとシンフォニーでの早めの夕食とワインも手伝いすっかり億劫になってしまった。今日はビールでも飲みながら部屋から少し夜景を撮って終わりにしよう。

ベルガール嬢に” 写真家の方ですか? ”な~んて言われてすっかり気を良くしたippoセンセイ、なにやら難しい顔をしてその気になってますね。^^


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しか~し・・・う~ん、石原城が・・・近・す・ぎ・る。(ーー) おまけに土曜日で窓の明かりがほとんど点いて無い。(ーー)

民間は、土曜日でも必死で頑張っているんだけどなあ・・・ この城建てるのに納めた年貢は果たして活かされているんかしらん・・・。



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酔って焦点が定まらないのにいい写真が撮れる訳もなく・・・一句ひねって今日は寝ることにしよう。

” 摩天楼 独り月見て 更ける夜 ” -ippo-  お粗末 


by ippoippoiku | 2007-11-24 23:50 | stay | Comments(0)
2007年 11月 17日

Bell girl

シンフォニーを下船してから新宿へと向かい都庁前のホテルにチェックイン。

e0152866_14273667.jpgうら若きベルガール嬢の案内に、ルンルン気分で部屋へと向かう。
ただでさえ下がっている目尻がこれ以上ないぐらいに下がっていたのは言うまでもない。

レンズにPCそして着替えの詰まったサンドバッグ並みに重たいディバッグを抱えた小柄な
ベルガール嬢を見かねて…

” この三脚だけ持ってくれたらいいよ ” と目尻の下がったおじさん。

” いえ、大丈夫です。ありがとうございます。 ” と微笑み返すベルガール嬢。

うん、カワユイ  あっ いや、もちろん娘の様にね、うんうん ^^;

高層階に昇るエレベータの中でもけなげに重たいバッグを抱える彼女に

” 床に置いても構わないよ ” と言っても微笑むだけでしっかりと抱えている。

この髭親爺いったい何入れてるんだあ・・・なんて顔はまったく見せないところは若い
とはいえ、さすがプロである。


スーツケースは別として客の手荷物は手に持つことを命じられているのかあるいはippoのいでだちから壊れそうな物が入っていると
判断したのかは定かではない。

しかし…ベルガールとは言え、うら若き…そうじゃなければなおさら ^^; 女性に重たい荷物を持たせているのは男としてはなはだ落ち
着かないものである。

二人しか乗り合わせていない狭いエレベーターの沈黙に耐えかねたのか…

” 写真家の方ですか? ” とベルガール嬢。

戸惑いながらもまたもや思いっきりだらしなく頬の緩むippo. 

” そうなんだ、ある雑誌社からの依頼で新宿の夜景をちょっとね。 ”

な~んて言いたいところだが…

” そうだったらいいんだけどねえ… ” と返した。(ーー)

そう言えば、お台場のホテルでも言われた。
丸の内のとあるビルでショーウインドウを撮っている時にも警備員に ” プロの方ですか? 商用の写真はご遠慮願いたいのですが… ”
とやんわり。 

当日のippoのいでたちはと言うと、ハンチングに重そうなディバック、ニコンを首に肩に三脚、加えて口髭と白髪。確かに往年の写真家に
見えなくも…ないか。^^; 営業トークであれ、体よく追っ払う掛け言葉であれプロに見間違えるのは悪い気はしないものである。



e0152866_14115290.jpgさて、部屋に通されると… 
おおっ、予約した部屋よりグレードが上。予約が早めだとホテルの都合でこんなことが多々ある。

窓の外には石原城がそびえ立つ。
しかし、あんな高いところから見下ろして地に足のついた都政ができる
のだろうかとふと思ってしまう。
(都知事室自体は確か7階ぐらいの低層だったとは記憶しているが…)

立派な机まであるからには、いい機会だらお館様に都政について一筆啓上しなければなるまい。
ん?…待てよ、あたしゃ多摩川越えて来た神奈川県民だった。(ーー゛)




e0152866_1919360.jpgバス・TV・空調 etc部屋についてのベルガール嬢の一通りの説明が続く。
ippoは窓からの眺めが気になりハイハイと聞き流す。

え~っと三脚はここら辺におっ立ててと…あらぬことを考えていると…

B.G:” 非常口はドアを出て左手でございます。 ”

どうやら説明は終わりに近づいているらしい。

ippo:” この高さからでもやっぱり階段…だよね。(ーー゛) ”

マニュアルになさそうな質問をかますのはippoの趣味でもある。

B.G:”  申し訳ございません。非常口は世界中どこでも階段となっておるかと… ^^  ”

ippo:” そんなことはないぞ。かつてミラノのホテルに泊まったんだが非常口開けたら
    消防士の出動よろしく棒が一本一階まで延びてたぞ。 ” <`~´>

B.G:” まあ、さようでございましたか。イタリアの方はよほど手の皮が厚いので
ございましょうねえ。 ”

相手が一枚上だった。(ーー゛)

B.G:” 他に何か必要なものはございませんか? ” 

ippo:” そうだねえ、しいて言えば君かな ”

な~んて小心者のippoに我が家の山の神から張り倒されそうなジョークが言える訳もなく.... (ーー)

ippo:” どうもありがとう m(_ _)m ”

B.G:” それではごゆっくりおくつろぎ下さい。 ”

ベル・ガール嬢はこの言葉を後にドアを出ていった。

ドアの外で肩に手を当て、腕をぐるぐる廻してほぐしながら

”親爺一丁上がり”

と言っていたかまでは見届けていない。

-Hotel Keio plaza Tokyo にて-


*ベルガールとのやりとりの一部はフィクションです。

by ippoippoiku | 2007-11-17 13:42 | stay | Comments(0)