1 2012年 06月 26日
![]() さて最後になりましたが実は私の不注意からホテルにご迷惑を掛けてしまいました。 部屋に戻り鍵を開けようとしてうっかり自宅の鍵を差し込み抜けなくなってしまったのです。 ホテルの方が三人掛かりで対応頂き、自宅の鍵は壊すことなく取り出せたのですがドアの金具はだいぶ傷ついてしまいました。 私の落ち度であるにも関わらず、開錠に時間を要したことを謝罪され恐縮してしまいました。いかなる時も宿泊客に快適な時間と空間を提供するというホテル側の真摯な姿勢が伝わってきて嬉しく思いました。 ![]() ニューグランドは山崎さんにとっても特別な思いのホテルであったそうでしかるべき時がきたらしかるべき心構えで行くんだと決めてらしたそうです。 取るに足らない私にとってしかるべき時とはどんな時なのか決めかねますが少なくとも今はその時とは思えなかったので今回の宿泊はタワー館でした。 ![]() 本館宿泊とシーガーディアンでの一杯はいつになるか解りませんが楽しみにとっておきたいと思います。^^ ![]() 自分の価値観の順番を入れ変えれば今の時代、お金で手に入るものは多いですが自分なりのこだわりでそれにふさわしいと思える時まであえてそうしない、そんなこだわりを一つぐらい持って生きるのもいいのかも知れません。^^ 最後までご覧いただきありがとうございました。 ![]() -END- ▲
by ippoippoiku
| 2012-06-26 23:00
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2012年 06月 25日
![]() ニューグランドには、国の運命を決定づけた出来事の裏話からホテルマンと客の間で交わされた心温まるエピソードなどスポットライトを当てないと史実のはざまに埋もれたままだった物語が数多く残されている様です。山崎さんはそれらを掘り起し著書の中で紹介しています。 ![]() 詳細は控えますが、特に印象的だったのは戦後の日本の命運を背負い銃殺覚悟でホテルに忍び込み GHQ高官に理不尽な布告の撤廃を直談判した岡崎勝男氏の話は圧巻でした。 ![]() また、初代料理長サリー・ワイル氏の功績とその弟子達との心温まる話、そしてロシア革命を逃れ数奇な運命を背負いながら30年間このホテルに住んでいたロシア人女性との交流の話も印象的でした。 ![]() 本館ロビーの心地良いソファーに掛けてそんなエピソードに耽っていると当時のままの空気が 漂っている、山崎さんの表現を借りると"時が回遊している" 確かにそんなふうに感じました。 ![]() -continue- ▲
by ippoippoiku
| 2012-06-25 23:00
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2012年 06月 23日
![]() 現在のニューグランドは1991年にオープンしたタワー館に宿泊機能の主体が移っている様ですが 魅力的なのはやはり横浜市の歴史的建造物にも指定されているアール・デコ調の本館です。 関東大震災で壊滅的な被害を受けた横浜の復興のシンボル的な意味も込めて1927年(昭和2年)に竣工しました。 当然のことながらマッカーサーズ・スイートはこちらにあり今でも宿泊できます。 ![]() 昭和初期の設計にも関わらず関東大震災の教訓が生かされているのでしょう、昨年の東日本大震災で は横浜もかなりの揺れでしたがびくともしない堅牢さが証明されました。 人が交錯するところに歴史は刻まれることを考えると幾多の人々が行きかったクラシックホテルには さまざまな物語があったであろうことは想像に難くありません。 ![]() ニューグランドブルーの絨毯が敷かれた本館ロビーへのこの階段を歴史の主人公達が上がって 行ったのでしょうね、色んな思いを胸に....。 -continue- ▲
by ippoippoiku
| 2012-06-23 12:40
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2012年 06月 18日
![]() ニューグランドのことを書こうと思ったのにはちょっとした訳があります。 横浜に住んでかれこれ40年になることもあり少し横浜の歴史を詳しく知りたいと思っていた ところ1冊の興味深い本に巡り合いました。 ![]() 昨年11月に刊行された小説家 山崎洋子さんの著書で『横浜の時を旅する』です。 サブタイトルは「ホテル ニューグランドの魔法」と題されており興味をそそられました。 歴史書というよりこのクラシックホテルを通して横浜の歴史が綴られていてまるでホテルが 史実を記録してきた定点カメラの様でありメモリーであったかの様に思えました。 ![]() 横浜在住の方もそうでない方も興味を持たれたら手にしてみてください。きっと横浜が 益々好きになり歴史を訪ねて街を散策してみたくなると思います。 -continue- ▲
by ippoippoiku
| 2012-06-18 23:05
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2012年 06月 17日
![]() 横浜を代表するホテルをひとつ挙げるとしたらやはりニューグランドでしょうか。 日本を代表する5つのクラシックホテルの一つで、あのマッカーサー元帥の宿舎 となったことで広く知られています。 ![]() チャップリン、ベーブルースなども宿泊した様ですのできっとその他にも数々の著名人達が 利用したことでしょう。できるものなら開業当初からのビジターズブックを覗いてみたいものですね。^^ 何回かに分けてこのホテルのことを書いてみたいと思います。 -continue- ▲
by ippoippoiku
| 2012-06-17 11:53
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