一歩の写真散歩

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2013年 09月 28日

夕照

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歌川広重の金沢八景の一つに「野島夕照」があります。 その野島に程近い橋の上からの一枚です。
野島は写真対岸の左手になります。風景は様変わりしていますが、広重が見、描いた夕照をカメラに
収めていることに不思議な思いがしました。

by ippoippoiku | 2013-09-28 23:46 | 夕景・夜景 | Comments(0)
2013年 09月 14日

レトリック

e0152866_12363677.jpg世の中には解った様で解らない言葉があります。
『生活者』とか『生活者目線』 といった言葉もその一つです。 

古い話ですが、かつて『麻生首相は、高級ホテルのシガーバーで高い酒を飲んでるから生活者目線でものを考えることができない』 などと小政党の女性党首がまことしやかに批判していたのを記憶しています。
首相が国民と同じ目線でものを考えていたら国が傾くと思うのですが。^^
その政党は選挙の度に議席を減らし今では風前の灯で存続すら危ぶまれる凋落ぶり
です。


これだけ支持が得られないってことは大半の国民がその党の掲げる主義主張に賛同できないってことなんですが未だに自分達の主張が正しくて国民が間違っている、だまされていると傲慢にも思っている様に伺えます。先日、さすがにこの党首は辞任しましたね。
また、先の参議院選では宗教系政党が『生活者を国会へ』などと喧伝してましたがこれも違和感のある表現でした。




e0152866_1239431.jpg話が横道にそれてしまいましたが、この生活者とは一体どんな人達を指し生活者目線とはどんな目線を言うのでしょうか。
収入、信条、経験などで個々人の認識には差があるにも関わらずあたかも一般に認知
された定義があるかの如くこれらの言葉が使われることには違和感を覚えます。

使われている話の前後の脈絡から察すると中流層を指している様です。我が国には階級制度はないのであえて中流を定義するなら大金持ちではないが生活保護を受ける程の困窮者でもない階層ということになるでしょうか。
しかしこの中流層の占める割合は当然のことながら最も幅広く一律の目線などあろうはずがありません。

また、この中流以外の高額所得者や資産家、あるいは生活保護を受けている人々は生活者でないなら一体何なのでしょう。

一律の目線などあり得ないのにあたかもそれがあるかの如き思い込みを与え、自分達こそがその代弁者とばかりに主張を繰り返す、これは巧妙なレトリックとしか思えません。



e0152866_12422122.jpgこの言葉に限らずまことしやかに語られる定義のはっきりしない言葉や意味が曖昧な外来語は使っている者の本意がどこにあるのかをよく見極め、雰囲気に惑わされないことが大切です。
自戒を込めて言うと外来語の場合、頻繁に耳にしていると前後の脈絡から解った様な気になり知らぬ間に曖昧な理解のままで自ら使ってしまっていることがあります。

英語はすでに国際共通語だから無理に訳す必要もないということかも知れません。また訳さないことで曖昧さを残し主張をぼかす、反論をかわす効果を期待しているのかも知れません。語尾に・・・みたいな とか ・・・的には と付けて逃げ道を作る様に。
国際化という言葉もグローバル化と表現されることが多いですね。あえてカタカナ語にする必要がどこにあるのでしょう。



e0152866_1244301.jpgこの文章は可能な限り外来語を使わないことを心掛けて書いています。
表題のレトリックを改めて辞書で確認すると『rhetoric:特別な効果をねらった言語表現』とありました。用法に間違いはない様です。 ^^
該当する日本語を調べると『巧言(こうげん)』という言葉がありました。書くと理解できますが話言葉だと上手く伝わりそうにありません。そんな言葉は原語のままがいいのでしょう。

流行語や難解な外来語を多用することが時流に乗ってカッコよく賢くみえると考えるのか
知っていても時流に流された軽薄なこととして慎むのかが人としての深みや信頼を判断する材料の様に思えます。


過日、NHKが 『報道が難解な外来語を多用して理解できない』と訴訟を起こされてましたね。
民放と異なり視聴料をとっている以上、幅広い年代層に解り易い平易な言葉で伝える報道の原点に立ち帰って貰いたいものです。 また、本当に伝えるべきことをおざなりにし一度で十分な報道を何等かの意図をもって執拗なまでに繰り返したり、どこの国の報道機関かと思わせる様な偏向報道も是正して欲しいものです。

言葉は生き物ですから時代を反映しあるていど変化するものだとは思いますが、母国語はいつの時代でも大切にしたいものです。こんな表現力豊な言語は他にないのですから。


by ippoippoiku | 2013-09-14 12:51 | opinion
2013年 09月 08日

終わらざる夏

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30年ぶりという猛暑も9月も2週目ともなるとさすがに勢力に衰えが見えてきました。しかし依然、日中は30度を越える日が今しばらく
続きそうです。


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2020年の東京オリンピックが決まり良かったですね。先の東京オリンピックの時は、まだ小学生で田舎でしたから市川昆監督の映画でしか
観ていません。今回が自国で観れる最初で最後の機会だろうと思います。
きっと日本ならではの演出、たとえば、聖火ランナーの一人にロボットを入れるとかあるでしょうね。ASIMOが聖火持って走る姿を想像しただけで楽しくなります。
ただ、7月から8月に開催されるようなので今年の様な暑さでなければと7年後ながら気になります。^^ 


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今、浅田次郎さんの”終わらざる夏”を読んでいるのですが長編なのでこちらもなかなか終わりません。レビューはいずれbooksにアップ
したいと思います。


by ippoippoiku | 2013-09-08 12:42 | seasons | Comments(0)